タイは洪水が多い国?!雨の多い日の翌朝は庭で魚を発見!

水の都のバンコク!

タイといえば水の都などと言われます。

水の都といえばイタリアのヴェネツィアを思い浮かべますが、アジアで水の都といえば、やっぱりここバンコクです。

街には運河が流れ、観光名所となっている水上マーケット(フローティング・マーケット)なども色々なところで見られますね。

ちなみに水上マーケットはバンコクでは古くからある大変賑わいのあるところもあれば、例えば近郊のパタヤという町など、新たに水上マーケットを作って観光客を呼びこむ工夫をしてますね。

新しいところに行くと、まだそもそもお店が全て整ってなかったりしますが(笑)、バンコクの古くからあるところに行くと、朝早くからそれはそれは観光客がごったがえして、とっても活気あふれる雰囲気が味わえます。

まさに、おぉ、バンコクに来たぞ!
東南アジアの活気ある風景に出会えた!

なんて思えると思いますよ!

大雨の翌朝は庭で魚が泳いでる?

ということで、この水の都の運河などが変に活躍?する場面がでてきます。

タイといえば数年前に大規模な洪水が起きて、日本のメーカーの工場などもかなりの打撃を受けたのはまだ(私の)記憶にも新しい所。(日本ではあまり知られてないかしら)

それ以来大規模な洪水ってないと思いますが、先日日本からタイへ戻ってきた時、おとなりに住むおばさんが面白いお話してました。

ねぇねぇ、知ってる?
この前ね、朝起きたら庭に魚が沢山いたの

はい?
庭に魚?
ここ、町中ですけど。

いやね、最近雨が多いでしょ?(はい、タイは今雨季です)
でね、この前もの凄く雨が降ったのよ。
そしたら次の朝、庭に魚が沢山いたの
どうも雨がたくさん降って、下水かなにかから魚が上がってきたみたい。
凄いのよ、こんなに大きな魚(と手を広げて見せてくれると15cmとあ20cmぐらいの大きさ)が庭にいるのよ~

ということでした(笑)

確かに町中には運河が流れ、住んでいるところも近所に運河が流れてます。雨が降って水が溢れ、そこにつながる水道管か何かを伝って町中に泳ぎ着き、外に出てしまった、ということなんですね。

家の庭の中まで来る、ということは、洪水とは言わないかもしれませんが、水がかなり溜まってそこまで泳いでこれた、ということで、かなりの土砂降りだったんだろーな、ということは想像がつきます。

いや、それでも私もタイに数年住んでますが、そんな話を聞いたのは今回初めてのような気が...

今までもあったにしても、気がつかなかったのかしら。それともお魚さんが運河に沢山増えてきた、ということなのかな?

タイは今雨季なので、次の大雨の時に、お魚さんに庭で会えるかどうか期待です(笑)

タイで起きた大洪水

ちなみにタイで数年前起きた大洪水は、その直前に大雨があった、ということではなかったんですね。

タイ北部にダムがあるんですが、そこで雨が続いて水が必要以上にたまったんだそうな。そういった時は、徐々に水を放水して、ある一定のレベルに保つことをするんですけど、その時は、なぜか一気に放水したみたい。

その水が、北から南に向かって、徐々に徐々にやって来たんですね。

これ、信じられないかもしれませんが本当の話です。

バンコクの人はそのニュースを聞いて、あれなんて言うんでしょう、布っぽい袋の中に砂か何かが入っているものを沢山買ってきて、洪水が来ても家の敷地に入らないように、周りに沢山積むんですね。(あまり役に立たなかったようですが)

ニュースでは今洪水がここまで来ている、ここは洪水で水浸しになるけど、ここはならない、みたいなことを説明してます。

水浸しになる、と言われたところは大騒ぎですよ。日本と違ってバンコクは道沿いに沢山の屋台が並んでいたり、屋外マーケット、とでもいうのでしょうか、そういったものも沢山あったりして、水が来た日には商売できません。

それでも水はやってくる。
徐々に徐々にですが、バンコクやその周辺も非常に広範囲にわたって浸水してしまったんですね。

周辺の工場なども2mとか3mレベルで浸水したり、それが一ヶ月続いたりで、もう大変。

ちなみに少し調べたら、当時、自然災害での経済損失は、歴代4位に数えられるほどだったとか。

1位は東日本大震災、2位は阪神大震災、3位にアメリカの大型ハリケーンのカトリーナ、そして4位にこのタイの洪水があげられてたんですね。

ここ数年は、そういったことはありませんが、またこんな洪水が来ないこと、祈ってます!