言葉は機能的に活躍する場面と、人との関係の中だからこそ使う言葉というものがありますね? ありがとう、ごめんなさい、といった感情を表す言葉が、正に人との関係の中だからこそ使う言葉。
ここでは、タイ語で「ごめんなさい」はどのように言うか見てみましょう。
人間関係を円滑にする「ごめんなさい」
「ありがとう」は「コップン」と言いますが(タイ語で「ありがとう」と言われると超嬉しい!を見てみてね)、「ごめんなさい」は以下の通り。
- ごめんなさい/すみません
- コートー
- ขอโทษ
最初の「コー」は低く、後の「トー」を高く発音します。
これに丁寧語を最後につけて、
- 男性では: コートー クラップ
- 女性では: コートー カー
といえばバッチリです。^-^)
※)ちなみに「コー」は「お願いする」、「トー」は「許し」ということで、「許しを求める」という言葉になります。
とにかく一言言うことが大事
旅行中でも私のようにタイに住んでてもそうですが、街中の人混みを歩いたりして、体がちょっとぶつかったりすること、ありますよね?
そんな時、日本なら簡単に「あ、ごめんなさいね」なんっていって、お互い気持ちよくその場を離れられますが、こと海外となると、一瞬なんて言おうか固まってしまいます。
一番いけないのが、何と言おうか頭の中がパニックになったりして、言葉が思いつかないので無表情にその場を離れてしまうこと。
想像してもらえば分かりますが、これ、結構失礼、というか、相手から見れば「愛想がなく、失礼ない人(失礼な外国人)」にしか見えません。
言葉が浮かばなかったら、母国語(日本語)で良いので、日本式にちょこっとお辞儀をしながら「ごめんなさい」と一言言うだけで相手には伝わるものです。(場面が場面なので、少しお辞儀をしてなにか言えば、あー、あやまってるんだな、と分かります)
タイの人は日本人と同じで英語は話す人多くありません(というか基本日本と同じく、聞けばそれなりに分かる人は多くいても、積極的に話しができる人はそう多くない)。それでも英語の「Sorry」は分かりますし、タイ語が通じないな、と思われる相手には「Sorry」を使う場合もあります。
ということで、タイ語が分からなければ、日本語、または英語で対応しちゃいましょう。
- ごめんなさい
- Sorry
日本語と同じようにも使える「コートー」
ちなみにこの「コートー」、日本語と同じで、誰かに何か声をかける時「ちょっとすみません。何々は何ですか?」といったような場面でも使います。
英語だと「Excuse me」と違う表現になったりしますが、タイ語はこの「コートー」が日本語の”すみません”と同じように使えるんですね。
ちょっと柔らかく言うには「ナ」を付ける!
日本語でも単に「ごめんなさい」「すみません」というより「ごめんなさいね」「すみませんね」と最後に「ね」をつけると、その表現も柔らかくなりますね?(ちょっと嫌味っぽく言う場合は別ですよ!)
この「何か最後につけると柔らかな表現になる」、というのはタイ語でも同じです。
日本語のこの「ね」は、タイ語では「ナ」。
言葉の作りが同じような感じがして面白いですが、
- すみません
- コートー
- ちょっとすみません
- コートー ナ
となるんですね。^-^)
- 男性で言えば: コートー ナ クラップ
- 女性で言えば: コートー ナ カー
さぁ、これであなたも「コートー」使い。(笑)
人間関係を円滑にする魔法の言葉の1つですので、是非覚えてみてくださいね。
まとめてみると
- タイ語で「ごめんなさい/すみません」は「コートー」
- 男性:コートー クラップ
- 女性:コートー カー
-
タイ語が分からなければ、日本語、または英語で対応すればよい
- ちょっと柔らかく言うには、最後に「ナ」を付ける
- 男性:コートー ナ クラップ
- 女性:コートー ナ カー
「ありがとう」もそうですが、「ごめんなさい」もサクっと言えると、気持ちの良い人間関係が生まれますね。
タイを訪れるときは、是非「ありがとう」に加えて、この「ごめんなさい」を覚えておきましょう。